1 試験片

形状記憶合金 0.3φ

2 使用機器 HSW-03 スポット溶接機
3 使用電極

PSW-TFT(突き合わせ電極),HSW-TC1(熱電対ピンセット電極)

4 機器設定

リング状のものは、PSW-TFT突き合わせ電極を用いて、9V 300μS で溶接。重ね合わせ部のある1本は、HSW-TC1電極を用いてダブルパルスモード9V 1.4mSにて溶接HSW-03機の代わりにHSW-02Aでも同様に溶接可能ですが、設定値が読めるHSW-03を使用しました。また、能力的にはHSW-01A+HSW-01Aでも可能ですが、パルス幅調整ができないため電圧調整のみで最適点を求めるのは困難でした。

5 溶接状況

溶接に関しては、ほぼニッケルやステンレスと同様、溶接は容易でした。リングにして溶接した場合は、スポット溶接部以外(形状記憶合金全体)にも電流が流れるため発熱し、結果的に再熱処理が行われて形状記憶合金の変態点温度が変化する可能性があります。この場合は、電流値やパルス幅を変えたり、溶接部以外の形状記憶合金を冷却するなどで対策をとる必要があるかもしれません。

6 写真 NA

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